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曲げわっぱの酒器と酒杯をデザインしました。

  • 執筆者の写真: Yuki Tanaka
    Yuki Tanaka
  • 9月1日
  • 読了時間: 2分

9月3日〜5日に東京ポートシティ竹芝ポートホールで開催される大日本市に、大館工芸社様が出展、新商品をお披露目します。


曲げわっぱの材となる秋田杉は昨今の地球温暖化の影響で、冬の寒さのおかげでキュッとしまった年輪の柾目の白身部分が広がってきています。そのことはイコール、曲げへの耐性が弱くなり割れやすい材になってきているということです。工場に行った時、定番製品のはんごう弁当箱の曲げの工程の中で破損したいくつもの部材の山を見てきました。明らかに10年前、5年前と異なってきています。

そんな中、定番外の難しい技術を磨くため、曲げという工程のアイコニックな商品を作りたいと思い、デザインをしました。大館工芸社の商品(おひつ以外)は日常的に使いやすいウレタン塗装(食品衛生法に則った)で仕上げています。それでも杉の香りは十分にします。その杉の香りを日本酒と共に味わえるようなカタチはないものか探りました。酒器はちょっとしたお祝い事のテーブルウェアとして、酒杯は日常的に日本酒を味わってもらえるように。

機会がありましたら、大日本市に脚を運んでいただけたらと思います。


酒器 護/MORI

酒杯 六/ROKU、円/EN


撮影:吉次史成

スタイリング:酒井真貴子

リーフレット製作・編集ディレクション:安藤幸子

グラフィックデザイン:伊波ひとみ

英訳:坂本和子


酒器
酒器
酒杯
酒杯



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