東京がデザイン一色になる秋のイベントの終盤、IFFTが11月7〜9日まで東京国際展示場(ビッグサイト)開催されました。広島府中家具の土井木工さんで色開発を手がけた粉体塗装ブランドのCYUONがサンプルごと丸々展示され、かつ家具の脚に採用いただいておりました。軽やかで優しい色味で、なかなか良い出来ばいでした。
デザインでお腹いっぱいになった後、アートを見ると心洗われる感覚になるのはなぜでしょう。銀座エルメスのミシェル・ブラジー展は、作為的行為を批判?しているかのようで、カーペットについたカタツムリの歩く足跡、ワインの染み、ネズミのかじった後、人工物に生える雑草など、人が深く時間をかけ作り上げたものより、自然の営みで出来上がる物の方が、心に響き、美しく感じるものだと改めて思わせる展覧会でした。