東京デザイナーズウィーク


11月6日、日曜日に東京デザイナーズウィーク2016にて火災が起き、小さなお子さんが亡くなられる事故がありました。負傷されたお父様ともう一人の方の怪我の回復を願い、またご家族の方々にはお悔やみ申しあげます。

「学生展で火災が起きている」という速報に、非常勤講師をしているICSカレッジオブアーツも出展していたため、大変驚き、情報収集しました。近くにいた学生か来場者が撮影したであろう痛ましい火災画像がネットにアップされていて、そのモラルにも考えるものがありましたが、原因追求されるにつれ、学生とはいえ、命を奪った要因を作ってしまった責任は非常に重く、心痛みます。一歩間違えれば、該当校になっていた可能性もあるのです。

テンポラリーな展示、自作、屋外展示といった条件を満たす材料はおのずと、手に入りやすく、加工しやすく、リーズナブルなものになり、角木材でジャングルジムを製作した気持ちも十分理解できます。きっと火災が発生する直前までは製作者も「子供が喜び遊んでくれている」ことに嬉さ、クリエイティブの喜びを感じていたはずです。

ほんの少し、誰かの(学生自身、指導している先生、周囲の関係者、主催者、全ての大人)配慮があれば防げたであろう事故。本当に悔しく悲しいです。

この東京デザイナーズウィーク/100%DESIGN TOKYOに10年ほど前に2年連続で出展した経験から、少しお話しますと・・・神宮外苑での展示はテント、コンテナの仮設空間での展示と、屋外展示にわかれており、テント内での出展時には消防検査があったかどうか記憶にありません。もちろん消火機材の位置確認も話もありませんでした。出展側は準備で精一杯でそれどころではない余裕のなさ、出展費用も安くないので必死です。会期中も来場者の対応に追われ、他で何か事故が起きても全くわからないと思います。事故を起こした学生の所属大学は「全責任は大学にある」と発表されましたが、東京デザイナーズウィークの主催者の運営も不特定多数の人々を入れる会場として、防災規定の作成、防災人材配備、出展者への通知と訓練など開催前に準備をするべきではと思いました。いつまでも学祭のノリではいけません。

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